NEXCO東日本キャンペーンカー ファイナル&リヤシャフトメンテナンスします。

デフのうなり音が大きくなった事と動き出す一瞬にパキッと音がするとの事でデフ周りをメンテナンスします。
ハチロクに限らず、一度うなり音が出てしまうとバックラッシュを調整してもまた音が出てしまいます。
新品のファイナルに取り替えて異音が出なくなるようにします。

まずはオイルを抜きます。

ブレーキ周りを分解してシャフトを抜きます。

デフキャリアを外します。
ホーシング側の残りオイルをふき取っていると・・・何か出てきた。

ドライブピニオン側の歯が欠けています。
1枚全部欠けていなかったのでかみこみはしていなかったようです。
うなり音が大きくなってきたら要注意です。



『高速にてイベントに使うのでエンジン音が静かになるギヤ比で』とオーナーのYASOさんからのオーダーなので車速を5速ギヤ、ファイナル比と使うエンジン回転数を計算してみました。

4.3ファイナル
3000rpm/90Km/h、3500rpm /104km/h、4000rpm/119km/h

3.727ファイナル
3000rpm/103Km/h、3500rpm /120km/h、4000rpm/138km/h

同じ回転数で約10km/h以上車速が伸びます。
エンジン回転数3000回転で100km/hならかなり楽になるのではないかと思います。

組み込んであったLSDもチェックします。
3年ほど使っているとのことでフリクションプレートの減りが気になりますが減りも無く機械加工研磨痕がそのまま残っていました。
昔のプレートの少ないLSD(TRD等)は効きを強くするにはイニシャルトルクを上げるしかなく、また高イニシャルにするとコーンプレートがヘタリ効きがすぐ弱くなりました。
リングギヤボルトにロックタイトを塗り組み付けます。

ベアリングも新品を組み付けします。

ファイナル交換で歯当たりも大事ですが、ベアリングの張り具合が難しいですね。
修理書通りに作業すると確実にベアリングが潰れます。(笑)
またデフキャリア強度が低いためそれを考慮した組み付けします。
8インチで900PS超えの車両のデフ組み込みをしているので大丈夫だと思います。

ガスケットを新品にして組み付けます。
リヤシャフトベアリングはカラーで抑えられているのでグラインダーで一部を削り取ります。
新品ベアリングを組み付けます。

適当なサイズのブッシングバーにオイルシールをマスキンギングテープで仮固定して打ち込みます。
ベアリングの張り付き防止にTHCを塗ります。
シャフト、ブレーキを元に戻して完成です。

ビリオンVFCを取り付けました。
表示左がECU水温センサー温度、右がオプションの吸気温センサーを表示しています。
もうひとつ温度センサーが付けられるようになっています。
前に90度で電動ファンが作動するように配線していたのですがVFCで自由に作動温度を変えられるようになりました。
取り付けたエアークリーナBOX、インダクションBOXの吸入温度の効果が分かると思います。
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